TECS講座
まずはじめに、TECSの基礎から。
以下の図で示すものが、TECSコンポーネントである。
TECSを利用する上で絶対に必要な知識なので覚えておこう。
セル(コンポーネント インスタンス)は
– 呼び口、受け口を持つ
– 属性、内部変数を持つ(図示しない)
– セルタイプに属する(セルタイプコードとして振舞いを記述)
– 名前が付けられる
– (イベント、メッセージを扱うようなものはない.時間制約等もない)
次に重要なのが、シグニチャ記述と呼ばれるもので、これはいわゆるインタフェース記述である。
(例)
signature sSoundController{
void soundOn([in] int32_t type);
};
引数の入出力方向の指定は次の様に書きます。
– in ...関数への入力
– out ... 関数からの出力
– inout ... 関数の入力/出力
例のコードでは、関数へint32_t型の引数を入力している。
このシグニチャを使ってセルタイプつまりコンポーネントの定義を行います。
イメージとしては、コンポーネント間を繋いでくれる橋みたいなもの!
(例)
celltype tApp{
call sFile cCallPort;
}
celltype tFile{
entry sFile eEntryPort
}